Okinawa

宜野湾市立野球場(沖縄県宜野湾市)
西崎球場(沖縄県糸満市)
北谷公園野球場(沖縄県北谷町)
名護市営球場(沖縄県名護市)
奥武山野球場(沖縄県那覇市)
浦添市民球場(沖縄県浦添市)
沖縄市野球場(沖縄県沖縄市)
石垣市中央運動公園野球場(沖縄県石垣市)
 

宜野湾市立野球場(ユニオンですからスタジアム宜野湾)
所在地:沖縄県宜野湾市
開場:1987年
収容人数:11,800人

・東シナ海に面した「ぎのわん海浜公園」内。キャンプ中はベイスターズも宿泊するホテルが併設されている。
・1987年のオープンと同時に横浜大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)の春季キャンプ地となる。
・2018年2月から地元企業がネーミング・スポンサーとなり「アトムホームスタジアム宜野湾」との愛称がついた。
・2024年2月からローカルスーパーマーケットのフレッシュプラザユニオンにスポンサーがかわり、CMでおなじみのフレーズを新たな愛称とした。
行き方:沖縄コンベンションセンター前バス停から徒歩5分。那覇国際空港や那覇バスターミナル、県庁北口などから多数のバスが運行されている。所要時間は各系統によってマチマチだが渋滞につかまると那覇の中心部から余裕で1時間以上かかる。
観戦したゲーム(2):
2018.02.25 オープン戦 横浜DeNA−東北楽天
2024.02.25 オープン戦 横浜DeNA−東北楽天

西崎球場
所在地:沖縄県糸満市
開場:19xx年
収容人数:xx,xxx人

・西崎運動公園内にあるので正式名称は「西崎運動公園野球場」。
・1990年前後にオリックスがキャンプ地としており、オープン戦も開催されていた。
・2022年から千葉ロッテが2次キャンプ地とし練習試合が行われるようになった。
行き方:那覇市内からバス。路線は色々ある。
観戦したゲーム(1):
2024.02.24 練習試合 千葉ロッテ−ロッテ・ジャイアンツ(KBO)

北谷公園野球場(Agreスタジアム北谷)
所在地:沖縄県北谷町
開場:1995年
収容人数:11,000人

photo by 球場巡礼

・アメリカ軍基地キャンプ・フォスターに隣接する北谷町運動公園内にある。1996年からドラゴンズ1軍の春季キャンプ地となり、毎年2月最終週に1〜2試合のオープン戦を開催している。
・2020年にネーミング・スポンサーが付いて現在の名称に改められた。"Agre"は「アグレ」と読む。求人関係の会社らしい。
・運動公園は埋立て地の上に造られたので海岸が非常に近く、球場のスタンドからはすぐそこに海とビーチが臨める。また美浜アメリカンビレッジという商業施設やリゾートホテルと隣接しておりあたり一帯がちょっとした観光地になっている。
・球場は新しい割には外壁・内側共にコンクリが黒ずんでだいぶ老朽化が進んでいる。海に近いため劣化が早いのかも知れない。晴れれば爽快だが、2月の沖縄特有のどんよりした天気の下では黒ずんだ外観がますます陰鬱で湿っぽく見える。
・スタンドは内野までしかなく、座席は全てベンチシート。バックネット裏中央はオレンヂ、3塁側がブルー、1塁側がグリーンと色分けされている。フェンスは低いのだがその上にわざわざグリーンのネットが継ぎ足されていて視界はすこぶる悪い。
・バックネット裏にタープ状の屋根があったと記憶しているが、2022年に再訪した際は骨組みだけが残っててタープは張られていなかった。風で吹っ飛んだのか、老朽化で撤去したのか…。
・米軍基地が近いからか、スタンドにアメリカ人(たぶん)が非常に多い。中にはドラゴンズやビジターチームのジャージィを着込んでる外国人もおり、なんやかんや言うてもやっぱし彼らはベースボールが好きなのね…。
・両翼98m、中堅122m。内野は土、外野は天然芝。ナイター設備なし。スコアボードは2015年にLEDに更改された。グリーンで統一された内外野のウォールには広告が一切ない。
・町営の運動公園なのでそれほど広くないし施設も充実していないが、キャンプ中は公園内や通りを挟んだ北側のイオンの駐車場にフードトラックが来てそれなりににぎわう。アメリカン・ビレッジまで行けばボールパーク系フードにもありつける。
行き方:那覇からアクセスする場合は旭橋のバスターミナルや県庁北口から#20、28、29、120のバスで40〜50分。美浜アメリカンビレッジ入口で下車スグ。運賃は740円。(22年02月現在)
観戦したゲーム(4):
2022.02.26 オープン戦 中日−阪神
2023.02.26 オープン戦 中日−広島
2024.02.23 オープン戦 中日−広島

名護市営球場(タピックスタジアム名護)
所在地:沖縄県名護市
開場:1977年(2020年全面改修)
収容人数:7,300人

photo by 球場巡礼

・名護湾に面した21世紀の森公園内にある。1979年よりファイターズが春季キャンプを行っている。
・初代は2017年の春季キャンプ終了後に解体され、跡地に二代目を建設。2020年の春季キャンプでお披露目となった。その際、地元の医療法人タピックがネーミング・スポンサーとなり、現在の名称に改められた。
・初代、二代目ともにフィールドの位置や向きは変わっていないようで、スタンドからはキラキラと眩しい名護湾が見える。
・沖縄にある春季キャンプ地の中では最も南国感があり、これほど間近に美しい海が見渡せる球場は世界でもほとんどない。私見ではあるが日本でイチバン美しい球場であると思う。
・初代の晩年はコンクリが黒ずんでツタがちょろちょろと壁をつたう外観はラピュタの廃墟のようにクタビレ果てており秘境感がハンパなかった。ここで1ヶ月近くも監禁されるファイターズの選手達は堪忍してほしいと思っていただろう。
・2017年2月25日のオープン戦終了後、名護市長・栗山監督らによるスピーチが行われ初代球場のさよならセレモニーが行われた。
・全面的に建て替えられたスタンドはバックネット裏に白いタープの屋根がかかっており日差しのキツいデーゲームでも問題なし。座席もバックネット裏は背もたれ付きの一人掛け、その他の席も全て背もたれはないが一人掛けにアップグレードされた。
・スタンド裏のコンコースへの出入口がイエローにペイントされており、屋根とそれを支える鉄骨のホワイト、内外野のネイビーのウォールのコントラストが非常に美しい。ウォールには広告は一切ない。
・スタンドは外野あたりに角度がついていて非常に見やすい。高さはバックネット裏からポールまで均一で、スタンド中段の通路は広めに設計されていて行き来しやすい。
・スコアボードは全面LEDになった。
・スコアボードの左側は観戦スペースがなく細い通路になっている。しかしここで柵にもたれかかっての立ち見はOKらしくやってみたらすごく良いビュウだった。
行き方:名護市役所、名護バスターミナルから徒歩10分ほど。国道58号線沿い。那覇空港の国内線ターミナルから名護市役所へは「やんばる急行バス」が、名護バスターミナルへは111系統の高速バスで行ける。所要時間はどちらも2時間弱。やんばる急行バスは本数は少ないが空港〜名護市役所まで片道1600円と111系統(2190円)に比べてだいぶ安い。(20年02月現在)
観戦したゲーム(4):
2017.02.25 オープン戦 北海道日本ハム−阪神
2020.02.23 オープン戦 北海道日本ハム−東京ヤクルト
2023.02.25 オープン戦 北海道日本ハム−東北楽天

奥武山野球場(沖縄セルラースタジアム那覇)
所在地:沖縄県那覇市
開場:2010年
収容人数:20,000人

photo by 球場巡礼

・正式名称は那覇市営奥武山(おうのやま)野球場。那覇空港と那覇中心街の中間くらいのとこにあり、アクセスは至便。オリジナルは1960年に完成し長らく沖縄県のメインスタジアムとして機能していたが老朽化のため2006年に一旦全面的に解体された。旧球場時代に行われた最後のプロ野球公式戦は1975年の大洋ホエールズ対広島カープ。
・現在の球場は初代の跡地に2010年に完成した二代目。新球場になってから2010年6月に行われたベイスターズ×スワローズは沖縄県にとって35年振りのプロ野球公式戦開催となった。
・2011年からジャイアンツが2次キャンプを行っており、毎年1〜2試合のオープン戦をこの球場で行っている。
・奥武山総合運動公園内には球場の他、室内練習場やサブグラウンド、陸上競技場、武道館、プール、テニスコートなどのスポーツ施設と護国神社もある。
・毎年セ・パ両リーグの色んなチームが公式戦を主催している。その際、試合開始時間は暑さを少しでも和らげるため通常より30分遅い18:30と設定される。
・スタンドはシングルボウルでバックネット裏が一番列数が多く、両サイドにいくに従って先細りしていくタイプ。暑さを避けるためバックネット裏ほぼ全体を覆う巨大な屋根があり、特に1塁側は完全に日陰になって非常にありがたい。
・外野の向こうには駐車場やテニスコートがあるので打球が飛び出さないよう照明の3分の2くらいの高さのネットが張り巡らされている。
・座席はバックネット裏の下段のみ背もたれ付きの一人掛けでそれ以外の席は一人掛けだが背もたれはない。シートは全てグリーンで統一されている。
・スタンドとコンコースの出入口が鮮やかな黄色やオレンジでペイントされていていいアクセントになっている。
・両翼100m、中堅122m。内野は土、外野は天然芝。ナイター設備あり。照明は外野に4基と内野の大屋根の下にぶら下がっている。外野の照明は支柱がぶっとくてかっこいい。スコアボードはLEDだがなぜか文字の色が紫でデーゲームでは非常に見にくい。
行き方:沖縄都市モノレール線(ゆいレール)の「奥武山公園」駅下車スグ。お隣の「壺川」駅からでも国場川にかかる橋を渡って徒歩10分くらい。国際通りあたりからなら歩いても30-40分くらい。那覇空港からモノレールでわずか8分。旅行最終日のフライト直前まで球場にいてても大丈夫。
観戦したゲーム(3):
2015.02.21 オープン戦 読売−広島
2017.02.26 オープン戦 読売−千葉ロッテ
2022.02.27 オープン戦 読売−横浜DeNA

浦添市民球場(ANAボールパーク浦添)
所在地:沖縄県浦添市
開場:1996年
収容人数:14,499人

photo by 球場巡礼

・2000年からスワローズが春季キャンプを行っている。那覇のセルラースタジアムを除けば那覇空港から最も近い春季キャンプサイト。浦添運動公園内にあり、バスやゆいレールでアクセスできる便利さがウリ。
・2018年10月からANA(全日空)が運動公園全体のネーミング・スポンサーになり、球場名も現在の名称に改められた。ちなみに球場に来てもマイレージは加算されない。
・スタンドの外観のコンクリがずいぶん黒ずんでおり各所に老朽化が見て取れる。
・バックネット裏スタンドのすぐ後方がガケになっていてお客さんの導線は外野側がメイン。球場正面にあるべきボールパークサインがない。
・内野スタンドへの出入口は左右のポール際にあり、そこから入場したお客さんはスタンド内の通路を大移動してバックネット裏へ向かう。そのためゲーム中でもひっきりなしに通路を人が横切りだいぶうっとーしー。
・外野は全て芝生席だが、内野のベースライン沿いのスタンドも通路より上の上段部分が芝生になっているハイブリッドタイプ。
・ベースライン沿いのスタンドはポールに向かうにつれて低くなっていく。座席はバックネット裏が背もたれのない一人掛けで、その他はベンチシート。
・内外野のウォールはANAのコーポレイト・カラーであるネイビーにペイントされている。ANAグループの広告のみが入っている。
・ヨコ長のいかにも古くさい大きなスコアボードが特徴的。2013年に全面LEDにアップグレードされた。
・運動公園の南側は丘になっていて、丘の上から球場全体を見下ろせる場所がある。そこにはベンチが並べてあり思いっきりタダ見できる。
行き方:国道330号線の「浅野浦」バス停から徒歩10分弱。那覇市内から来る場合、国道を渡らなくともアンダーパスを通れば陸上競技場の入口のところに出られる。県庁前、バスターミナル、おもろまち駅前バス停ほか市内からの多数の路線がとまるのでアクセスは便利。南側の丘の上にある「仲間入口」バス停からでもアクセスできるが、こちらは本数が少なく那覇市内から時間もかかるのであまり利用価値はない。2019年に延伸したゆいレールの「浦添前田」駅からでもアクセス可能。徒歩約20分。
観戦したゲーム(1):
2020.02.22 オープン戦 東京ヤクルト−広島

沖縄市野球場(コザしんきんスタジアム)
所在地:沖縄県沖縄市
開場:2014年
収容人数:15,000人

photo by 球場巡礼

・2014年に全面建て替えが完了し、2月22日のオープン戦 カープ対タイガースでリニューアル・オープンした。
・デザインがセルラースタジアムとウリふたつ。
・カープの2次キャンプ地。
・沖縄南インターからすぐのコザ運動公園内にある。
行き方:沖縄南ICのバス停から徒歩5分。ほかに球場の近くに2つのバス停がありいずれも那覇バスターミナルからバス1本でアクセスできるが、那覇空港を出て那覇バスターミナル14番乗り場を経由して沖縄南ICに止まる名護バスターミナル行きの111・117系統高速バスが一番便利。運賃は那覇バスターミナルから900円。1時間に1〜2本。所要時間約40分。(18年02月現在)
観戦したゲーム(2):
2014.02.22 オープン戦 広島−阪神・・・リニューアルオープン後の初のプロ野球開催
2018.02.24 オープン戦 広島−東北楽天

石垣市中央運動公園野球場
所在地:沖縄県石垣市
開場:1979年
収容人数:7,880人

photo by 球場巡礼

・通称「石垣市営球場」。競技場やアリーナ、第2球場を備えた石垣市中央運動公園内にある。
・石垣島、西表島などを含む八重山諸島で最大のスタジアムで、プロ野球の試合が行われた球場では日本最南端と日本最西端を兼ねる。
・2008年から千葉ロッテマリーンズが春季キャンプを行っており、2014年2月にバファローズを迎えて初のオープン戦が開催された。
・2016年2月に台湾プロ野球のLamigoモンキーズ(現 楽天モンキーズ)を招いて「アジアゲートウェイ交流戦」を開催。翌2017年以降も定期的に行われている。
・千葉ロッテがキャンプ地にするということで外野を拡張したり、スコアボードをLEDにリニューアルしたり、スタンドや座席が新しくなっている。
・ベースライン沿いの外野側は芝生のひな壇、外野は芝生席。
・屋根は無し。ナイター設備もなし。
・センターに配置されているスコアボードはかなり横長。
・特に南国っぽさは感じない、どこにでもある公営の球場。海岸線からだいぶ離れているので海は全く見えない。
・球場正面にオレンジ色の沖縄赤瓦で葺いた飾り屋根がある。これが唯一八重山らしい特徴。
行き方:繁華街のバスターミナルと石垣空港を結ぶ東(あづま)バスの10系統で「中央運動公園入口」下車、徒歩10分。バス停はファミリーマートの前にあり、運動公園は全く見えないがバス道に沿ってちょっと歩くと右側に見える。運動公園の入口から球場までは歩いて5分ほど。バスは1時間に2本。運賃はバスターミナルから150円。空港とバスターミナルを結ぶもう一つの路線4系統は運動公園には行かないので注意。(2017年02月現在)
観戦したゲーム(2):
2017.02.11 アジアゲートウェイ交流戦 千葉ロッテ−Lamigoモンキーズ(CPBL)・・・ラミゴの王柏融が2打席連続HR
2017.02.12 アジアゲートウェイ交流戦 Lamigoモンキーズ(CPBL)−千葉ロッテ