Kita-Kantoh

宇都宮清原球場(栃木県宇都宮市)
敷島公園野球場(群馬県前橋市)
城南野球場(群馬県高崎市)
鹿窪運動公園野球場(茨城県結城市)
日立市民球場(茨城県日立市)
たつのこスタジアム(茨城県龍ケ崎市)
土浦市営球場(茨城県土浦市)
栃木県総合運動公園野球場(栃木県宇都宮市)
ひたちなか市民球場(茨城県ひたちなか市) 
牛久運動公園野球場(茨城県牛久市)
桐生球場(群馬県桐生市)
太田市民球場(群馬県太田市)
 

宇都宮清原球場
所在地:栃木県宇都宮市
開場:1988年
収容人数:30,000人

・宇都宮市街地の東、国内最大と言われている清原工業団地内の清原中央公園にある。公園内には球場のほかアリーナやテニスコートもある。周囲は工業団地なのでスタンドから見える風景はひたすら殺風景のひとことに尽きる。

行き方:JR東北本線・東北新幹線「宇都宮」駅から清原工業団地を通るJRバスで「清原球場」あるいは「清原中央公園」で下車。プロ野球の開催時は東口バスターミナルから直通のシャトルバスが運行される。所要時間は道路状況により20〜30分。

観戦したゲーム(1):
2022.05.17 セントラル公式戦 読売−広島

敷島公園野球場(上毛新聞敷島球場)
所在地:群馬県前橋市
開場:1932年
収容人数:20,934人

・利根川沿いの敷島公園内にある群馬県のメインスタジアム。通称「敷島球場」。プロ野球の公式戦が行われる球場にしては駅から結構離れておりアクセスが面倒。昭和7年のオープン以来何度か大規模な改装が施されており、現在の姿からはオールド・スタジアムの名残は全く感じられない。直近の2010年の大改装で外野スタンドを後ろにずらしフィールドを現行の両翼99.1m、中堅122mに広げ、地方球場には珍しくフィールドシートが設置された。
・敷島公園内には球場以外にもJリーグ・ザスパクサツ群馬のホームである正田醤油スタジアム群馬や補助陸上競技場、ばら園、スターバックスコーヒー敷島公園店などがある。
・2009年から上毛新聞社がネーミング・スポンサーになったが読売ジャイアンツが主催試合を行う際は「上毛新聞敷島球場」とは言わず正式名称の「敷島公園野球場」と呼称する。
・ジャイアンツの他にライオンズが定期的に公式戦を開催している。またBCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスも年に数試合程度だが公式戦を行う。
・球場周りのスペースが乏しいためプロ野球が行われる際は隣接する補助陸上競技場の中に飲食の売店やグッズショップ、スポンサーブースなどが出る。
・内野スタンドはポールからポールまでのフル規格で高さは端から端まで均一。バックネット裏のみわずかに屋根がかかっている。
・球場の外観や屋根はむき出しのコンクリを白にペイントしてあり、内外野のウォールのネイビーといいコントラストを醸し出している。
・外野は全てコンクリのひな壇席。シートクッションは必須。コンクリの上に座席番号のプレートがはっつけてある。最上段後方に立ち見スペースあり。
・スコアボードはバックスクリーンと一体型でセンターに配置。2014年にLEDに更改された。

行き方:JR両毛線「前橋」駅の北口バスターミナル3番乗り場から関越交通バスで約20分、敷島公園バスターミナル下車。プロ野球開催時は前橋駅や新前橋駅から無料のシャトルバスが運行される。あるいは前橋駅や新前橋駅、上毛電鉄の中央前橋駅、敷島公園バスターミナルなどにステーションがあるシェアサイクルcogbe(コグベ)も便利。(21年07月現在)

観戦したゲーム(1):
2021.07.06 セントラル公式戦 読売−中日・・・同カードの通算2000試合目

城南野球場
所在地:群馬県高崎市
開場:1936年
収容人数:12,000人

・駅から住宅地を歩いていると突如現われるオールドスタジアム。運動公園ではなく球場が単体で存在している。
・読売や埼玉西武がイースタン公式戦を定期的に開催するほか、BCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスが本拠地と位置づけており、ホームゲームのほとんどをこの球場で行っている。
・周囲に住宅が多いため応援がやかましいとよくクレームが入るらしい。そのため高崎市からの要請で20時以降は次のイニングが最終回となり打ち切りにするというこの球場独自のローカルルールが存在する。その為ナイトゲームの試合開始時間は17:00に設定されている。
・3塁側スタンドのすぐ横には国道17号のバイパスが通っていてクルマの騒音が常に聞こえる。たまーに懐かしの昭和珍走団も通るのでなごむ。

行き方:JR高崎駅の西口から南西へ徒歩15分。西口から15分ごとに運行されている高崎アリーナ行きのシャトルバスも球場へ行く。運賃は100円。(21年05月現在)

観戦したゲーム(1):
2021.05.07 BCリーグ公式戦 群馬ダイヤモンドペガサス−新潟アルビレックス

鹿窪運動公園野球場
所在地:茨城県結城市
開場:19XX年
収容人数:2,400人

・鹿窪と書いて「かなくぼ」と読む。競技場やアリーナ、テニスコートなどを備えたスポーツ・コンプレックス内にある。
・2019年に創設された茨城アストロプラネッツ(BCリーグ)が2020年まで最も多くのホームゲームを行った球場。しかし2021年以降激減した。
・内外野共に全面人工芝。芝のコンディションが非常に悪い。ハゲて色あせて土が混じってこの世のモノとは思えないような絶望的な状態になっている。独立リーグとは言えこんなコンディションのフィールドで野球をやらねばならない選手に同情。
・栃木と茨城の境目なので栃木戦の時はビジターのファンも多く応援に駆けつける。
・ベースライン沿いの芝生席はフェンスが低く結構見やすい。
・両翼95m、中堅120m。ナイター設備あり。

行き方:JR水戸線「結城」駅から南へ徒歩30分。途中コンビニ有り。結城駅の北口の駐輪所ではレンタサイクル(1日500円)の貸し出しを行っている。(20年09月現在)

観戦したゲーム(1):
2020.09.22 BCリーグ公式戦 茨城アストロプラネッツ−栃木ゴールデンブレーブス・・・栃木の2B西岡・SS川アがスタメンで出場

日立市民球場
所在地:茨城県日立市
開場:1972年
収容人数:12,000人

・正式名称は日立市民運動公園野球場。スタンド付きの競技場やアリーナ、テニスコートを備えた大規模なスポーツ・コンプレックスだが球場だけは本体と離れていて飛び地になっている。
・市街地にあり外野の向こうには茨城大学日立キャンパスが隣接している。
・2010年に内外野とも全面人工芝に改修された。内野の走路やウォーニング・トラックはアンツーカ色の人工芝が敷かれている。
・ダグアウトがアメリカ・スタイルになっている。つまり、ダグアウトの奥にベンチがあり、その前に選手が寄りかかれる柵があるスタイル。
・全体的に老朽化は否めないがスコアボードやダグアウト、フィールドなどそれなりに金を掛けてアップグレードされている。
・両翼94m、中堅120m。内外野人工芝、照明なし。

行き方:JR常磐線「日立」駅から線路沿いに南へ徒歩40分。あるいは駅前バス乗り場から茨城交通バスの多賀駅行きで「運動公園前」下車スグ。多賀駅からも日立駅行きのバスでアクセス可。

観戦したゲーム(1):
2020.09.20 BCリーグ公式戦 茨城アストロプラネッツ−埼玉武蔵ヒートベアーズ

たつのこスタジアム
所在地:茨城県龍ケ崎市
開場:2010年
収容人数:4,000人

・正式名称は龍ケ崎市野球場。
・総合運動公園内にあり、体育館(たつのこアリーナ)、陸上競技場(たつのこフィールド)が隣接している。
・2019年6月のイースタンリーグ公式戦 ファイターズ×ジャイアンツが初めてのプロ野球開催となった。

行き方:ゲームのある日はJR常磐線「佐貫」駅の東口から関東鉄道バスの「総合運動公園」行きの臨時便が出る。運賃は片道210円で所要時間は30分前後。体育館の脇に発着する。(19年06月現在)

観戦したゲーム(1):
2019.06.23 イースタン公式戦 北海道日本ハム−読売・・・初のプロ野球開催

土浦市営球場(J:COMスタジアム土浦)
所在地:茨城県土浦市
開場:1950年(2017年全面改修)
収容人数:13,240人

photo by 球場巡礼

・正式名称は川口運動公園野球場。通称「土浦市営球場」。2017年4月にネーミング・スポンサーが付きJ:COMスタジアム土浦となった
・霞ヶ浦湖畔に位置する川口運動公園内の老舗球場。スタンドから湖面が見える。
・2005年に外野を両翼99m、中堅122mに拡張、2012年にスコアボードがパネル式から磁気反転とLEDの併用式に更改。
・2019年に開催される茨城国体に合わせ20億円を投じた大改修が行われた。スタンドを一旦ぶっこわして全く新しいものに建て替え、ナイトゲームに対応できる照明設備を設置するなどして完全に別の球場に生まれ変わった(2017年7月1日にリニューアル・オープン)。
・ライトポールの向こうは道路を挟んで土浦港の船だまりになっており、130mくらいかっとばしたら霞ヶ浦に飛び込むスプラッシュ・ヒットが狙えそう。
・2017年9月に牛久市とここ土浦でファイターズ二軍による初めての茨城シリーズ2連戦が行われ、以降このシリーズは毎年の恒例となっている。

行き方:JR常磐線「土浦」駅の東口から徒歩10分弱。

観戦したゲーム(2):
2017.09.03 イースタン公式戦 北海道日本ハム−千葉ロッテ
2019.06.22 イースタン公式戦 北海道日本ハム−読売

栃木県総合運動公園野球場
所在地:栃木県宇都宮市
開場:1979年
収容人数:15,370人

photo by 球場巡礼

・通称「栃木県営球場」。1988年に清原球場が完成するまでは栃木県のメイン球場だった。
・陸上競技場、サブ球場3面、遊園地や植物園も併設されている広大なスポーツ・コンプレックスの中にある。
・現在のは初代球場の跡地に建て直された2代目。初代は1949年にオープンし、1977年に解体された。
・2014年にスコアボードをLED式に更改。2022年の栃木国体に向けてスタンドの改修が予定されている。
・ダブルデックの立派なスタンドを備え、アッパーデックには屋根もついている。デーゲームでも日陰が多く観戦環境はかなりいい。
・2017年からBCリーグに加盟した栃木ゴールデンブレーブスが頻繁に主催試合を行っている。

行き方:東武鉄道宇都宮線「西川田」駅の東口から徒歩15分。あるいはJR宇都宮線「雀宮(すずめのみや)」駅から西へ徒歩35分。東武鉄道は1時間に2〜3本くらいしかないので乗り継ぎ的にはJRの方が便利。

観戦したゲーム(1):
2017.09.02 BCリーグ公式戦 栃木ゴールデンブレーブス−新潟アルビレックス

ひたちなか市民球場
所在地:茨城県ひたちなか市
開場:1956年
収容人数:11,289人

・ひたちなか市総合運動公園内にあるので正式名称はひたちなか市総合公園市民球場。
・1990年に勝田(かつた)市民球場としてオープンしたが1994年に勝田市と那珂湊(なかみなと)市が合併してひたちなか市が新設されたため名称も現行のものに改められた。
・オープンコンコース、ダブルデックを採用した非常に見やすい球場。

行き方:JR常磐線「勝田」駅の東口バスターミナル2番乗り場から茨城交通バスの海浜公園南口行き、あるいは中央研修所行きで約15分、「市民球場入口」下車、徒歩15分。運賃は片道400円。プロ野球開催時は球場の前まで行く直通シャトルバスが運行される。(17年06月現在)

観戦したゲーム(1):
2017.06.03 イースタン公式戦 読売−千葉ロッテ

牛久運動公園野球場
所在地:茨城県牛久市
開場:1983年
収容人数:3,800人

photo by 球場巡礼

・2019年の茨城国体で軟式野球の会場になる予定。
・国体開催に向けて平成23年から大改装をスタート。フィールドは両翼93m、中堅112mから両翼100m、中堅122mに拡張。スコアボードはLEDになり、200人くらいしか収容できなかったスタンドは立派に生まれ変わった。改修工事は2016年3月に完了し、2016年4月24日のイースタン・リーグ公式戦にてリニューアル・オープンとなった。
・球場のデザインはマツダスタジアムでおなじみの環境デザイン研究所が手掛けた。ブラウンにペイントされたモダンな外観はどことなくマツダスタジアムに似ている。
行き方:JR常磐線「ひたち野うしく」駅下車、徒歩約20分。新興住宅街の中を抜けていく。駅前に大型スーパーあり。
観戦したゲーム(1):
2016.04.24 イースタン公式戦 千葉ロッテ−横浜DeNA

桐生球場
所在地:群馬県桐生市
開場:1969年
収容人数:15,917人

Photo by 球場巡礼

 軟式野球・ソフトボール用のグラウンド4面、テニスコート、アリーナなどが併設されている桐生市運動公園内にあるB級スタジアム。森高千里の歌でお馴染みの渡良瀬川が近くに流れ、スタンドからは群馬の山並みが見渡せる長閑な環境。外観はどこにでもあるような素っ気ない佇まいで期待感を全く起こさせないのだが、実はこの球場、劇的に見やすい。ファウルエリアが少々広いがこれほど見やすい球場はなかなかお目にかかれない。まずスタンドだが、直線ではなくフィールドをぐりんと囲むように緩やかなカーブを描いている。このタイプのスタンドはポールまで一直線になっているタイプに較べると視野が立体的に感じられ格段に見やすい。そして特筆すべきはフェンスの低さ。内野はだいたい子供の肩くらいまでしかなく、バックネット裏以外はどこからでもフィールドがくっきり見えてゲームに集中できる。外野に至ってはフェンスはない。一見しただけではこの球場の良さは伝わらないと思うが、実際座ってみるとよくわかる。視線を遮るものがなく、空とフィールドが大画面で迫ってくる眺めは爽快。桐生市は高校野球の強豪校がひしめいていることから自らを「球都」と名乗っているらしい。これだけの好条件が揃っている球場がサラリとあるなんてさすが球都。
 両翼90m、中堅120m。センターは深いがその割には両翼が浅いか。フィールドは天然芝でナイター設備はない。外野は芝生席でかなり広めにとってある。21世紀になってリニューアルされた電光のスコアボードはセンターではなく右中間に設置されている。外野スタンドの向こうには上毛線が走っており、線路の向こうは民家が並ぶ。BCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスが定期的に公式戦を行っている。
行き方:上毛電鉄上毛線「桐生球場前」駅、わたらせ渓谷線「運動公園」駅からそれぞれ徒歩約5分。
観戦したゲーム(1):
2008.09.15 BCリーグ公式戦 群馬ダイヤモンドペガサス−富山サンダーバーズ

太田市民球場
所在地:群馬県太田市
開場:1979年
収容人数:10,000人

Photo by 球場巡礼

 太田市運動公園内にあるので正式名称は太田市運動公園野球場。太田市を本拠地としている社会人野球の強豪・富士重工の練習グラウンドとして有名だが、2008年からBCリーグに加盟した群馬ダイヤモンドペガサスもたまに公式戦を行う。敷地内には立派なスタンドを持つ陸上競技場、アリーナ、サッカー/ラグビーの練習用グラウンドが併設されており、陸上競技場では社会人ラグビー(トップリーグ)の試合が組まれることもある。
 外観はコンクリが黒ずんで良い感じのクタビレようなのだが中に入ってみるとまさかまさかの全面人工芝。以前は土と芝の普通のフィールドだったが2002年にセキスイ社製のロングパイル人工芝「ドリームターフ」がインストールされてがっかりの見た目になってしまった。スタンドは至って簡素。ベンチシートの座席があるのは屋根のかかっているバックネット裏と内野スタンドだけで、その向こうはムキだしのコンクリ席。コンクリ席の向こうは外野席も含めてきれいにメンテナンスが行き届いた芝生席になっている。芝生の美しさと人工芝のドクドクしさのコントラストが素晴らしい。スタンドはポールの手前あたりからカーブを描いていて内野・外野は分断されず地続きになっている。この球場はスタンドの高さがない割にはフェンスが高く、内外野ともだいたいどこに座ってもフェンス越しの観戦となる。目障りなフェンスに不気味な色の人工芝。こんな環境でお金払って野球見るヒトなんてのはよっぽどのドMに違いない。
 両翼90m、中堅120m。ナイター設備あり。バックストップには白で"OTA CITY"のペイント有り(ヲタ・シティと読んではいけない)。球場の外周には名球会員12名の訪問を記念した名球会「来太」記念碑がある。大阪に来ることを「来阪」と言うが、やっぱし太田に来ることを当地では普通に「来太」と言うのね...。
行き方:東武鉄道小泉線「竜舞(りゅうまい)」駅下車、徒歩約15分。また、東武鉄道伊勢崎線「太田」駅南口から球場まで行くバスが出ている。
観戦したゲーム(1):
2008.09.14 BCリーグ公式戦 群馬ダイヤモンドペガサス−富山サンダーバーズ