Tucson Arena (Tucson, AZ)
Mohegan Sun Arena at Casey Plaza (Wilkes-Barre, PA)
Pechanga Arena San Diego (San Diego, CA)
Wells Fargo Arena (Des Moines, IA)
Allstate Arena (Rosemont, IL)
Cow Palace (Daly City, CA)
Talking Stick Resort Arena (Phoenix, AZ)
Ricoh Coliseum (Toronto, ON, Canada)
Mile One Centre (St. John's, NL, Canada)
Sullivan Arena (Anchorage, AK)
Oncenter War Memorial Arena (Syracuse, NY)
 

トゥーソン・アリーナ
ホーム:トゥーソン・ロードランナーズ (AHL)
所在地:アリゾナ州トゥーソン
開場:1971年
収容人数:8,962人

・2016-17年にマサチューセッツ州スプリングフィールドから移転。NHLコヨーテズの初期ロゴを流用したサード・ジャージィを使用している。
行き方:ダウンタウン内
観戦したゲーム(1):
2019.10.19 AHL Tucson Roadrunners vs. San Antonio Rampage

モヒガン・サン・アリーナ・アット・ケイシー・プラザ
ホーム:ウィルクス-バリ/スクラントン・ペンギンズ (AHL)
所在地:ペンシルヴェニア州ウィルクス-バリ
開場:1999年
収容人数:8,300人

・アリーナのオープンに合わせてチームも創設された。
行き方:ウィルクス-バリはスクラントンと隣接しておりツインシティを形成している。フィラデルフィアやニューヨークからMartz Trailways Busでアクセスできる。アリーナはウィルクス-バリのダウンタウンの東に位置し、周りはArena Hub Plazaというショッピングモールになっている。ダウンタウンのMartz Trailways Busのターミナルから歩いて1時間くらい。もちろん路線バスも走っているがゲーム終了後にも走っているかは不明。後日調べてアップ予定。
観戦したゲーム(1):
2019.02.22 AHL Wilkes-Barre/Scranton Penguins vs. Hershey Bears

ペチャンガ・アリーナ・サン・ディエゴ
ホーム:サン・ディエゴ・ガルズ (AHL)
所在地:カリフォルニア州サン・ディエゴ
開場:1966年
収容人数:12,920人

photo by球場巡礼

・アメリカでもかなり老舗のオールド・アリーナ。回転焼き(a/k/a 今川焼き)を寝かせたような外観で、飾り気のない昔のアリーナの生き残り。
・2018年12月からペチャンガ族の経営するカジノ・ホテルがネーミング・スポンサーとなり、現在の名称に変更となった。一般的には"San Diego Sports Arena"と呼ばれていた時代が長く、そのように認識されている。
・現在のテナントであるガルズは4代目にあたり、AHLが一斉に西海岸に進出した2015-16年シーズンにヴァージニア州ノーフォークから移転してきた。ガルズの初代は1966~1974年(Western Hockey League)、2代目は1990~1995年(International Hockey League)、3代目は1995~2006年(West Coast Hockey League ※後にECHLに吸収)にそれぞれこのアリーナをホームとしていた。
・かつてはNBAのロケッツ(1967~1971年、現在のヒューストン・ロケッツ)、クリッパーズ(1978~1984年、現在のロサンジェルス・クリッパーズ)がホームにしていたこともある。
・荷物は透明のカバンしか持ち込みが許されておらずマイナーリーグの割に結構うるさいの注意。
行き方:サン・ディエゴ市内を走るトロリー(ライトレール)のグリーン・ラインで"Old Town Transit Center"下車、西へ徒歩20分。Old Town Transit Center駅はバスターミナルが併設されているのでそっから#8か#9のバスに乗り継けばアリーナの前まで行ってくれる。道中にイン・アンド・アウト・バーガーあり。またアリーナの周辺には大型スーパーやファミレスがあるので食事には困らない。ナイトゲーム終了後もバス、トロリーは走っている。
観戦したゲーム(1):
2018.10.20 AHL San Diego Gulls vs. Bakersfield Condors

ウェルズ・ファーゴ・アリーナ
ホーム:アイオワ・ワイルド (AHL)
所在地:アイオワ州デモイン
開場:2005年
収容人数:15,181人

・現在のテナントであるアイオワ・ワイルドは2013-14年シーズンから入居。
・アリーナのオープンとともに同じくAHLのアイオワ・スターズ(2005-2008年)、アイオワ・チョップス(2008-2009年)が入居していたこともあるが2009年から2013年まではホッケーのテナントは入っていなかった。
・AHLの他にはNBAのマイナーリーグ(D-League)であるアイオワ・エナジーも入居している。
・ガラス張りの立派なアリーナでスタンドは二層構造。設計はあのHOK社(現ポピュラス社)。
行き方:アイオワ州の州都デモインのダウンタウン内。グレイハウンドバスのターミナルは2013年の暮れにダウンタウンの北、2nd Ave. & Clark St. の角に移転したが、ダウンタウンまでは2nd Ave. を南に徒歩10〜15分ほど。アリーナはデモイン川沿いの2nd Ave. と3rd. Ave. に挟まれている。
観戦したゲーム(1):
2016.02.22 AHL Iowa Wild vs. Manitoba Moose

オールステイト・アリーナ
ホーム:シカゴ・ウルブズ (AHL)
所在地:イリノイ州ローズモント
開場:1980年
収容人数:16,692人

・現在のテナントであるシカゴ・ウルブズは1994年のチーム創設からずっとこのアリーナを本拠地としている。ちなみにウルブズは当初はIHL(インターナショナル・ホッケー・リーグ)に加盟していたが2001年にリーグが解散したため2001-02年シーズンからAHLに編入している。
・90年代にNHLシカゴ・ブラックホークスで活躍し、4度のオリンピックでアメリカ代表チームのキャプテンを務めた殿堂入り選手クリス・チェリオスはキャリア最後となった2009-10年シーズンの大半をウルブズで過ごした(46試合に出場)。
・AHLの他には大学のバスケチームやWNBAのチームが入居している。
・昔ながらの構造でコンコースがかなり狭く行き来しにくい。シカゴ第二のアリーナとしてスポーツやイベントにフル稼働が続いている。
行き方:ダウンタウンの西、オヘア国際空港のすぐそばにあり飛行機の窓からよく見える。最寄り駅はCTAブルーラインのローズモント駅。アリーナでイベントのある時は駅前のバス・ターミナルからPace Bus が直通のシャトルバス(#222)を運行しているのでアクセスは簡単。ウルブスの試合の場合はフェイスオフの1時間前から20分おきに出発する。所要時間は約10分。運賃は片道$2.00。Pace Bus はCTAとは別会社なのでワンデイ・パスなどは使えない。帰りの便は降ろされた場所から試合終了20分後に出発。私が利用した時は帰りのバスが来るのが思いっきり遅れて40分ほど待った...。
観戦したゲーム(1):
2016.02.20 AHL Chicago Wolves vs. Rockford IceHogs

カウ・パレス
ホーム:サン・フランシスコ・ブルズ (ECHL:2012-2014)
所在地:カリフォルニア州デイリー・シティ
開場:1941年
収容人数:11,089人

photo by 球場巡礼

・全米屈指のオールド・アリーナで普段はライヴやロデオ大会が行われている。
・NHLサンノゼ・シャークスが1991-92年シーズンから2シーズンだけ暫定的にホームとして使用していた。
・2012-13年シーズンに新たにECHLのサンフランシスコ・ブルズが誕生し、久しぶりにホッケーの常打ちアリーナとしてカンバックを果たした。しかし観客動員に苦しみ、2年目のシーズン終了を待たず突如2014年1月27日に活動を休止した。
・全面LEDの最新ピカピカスコアボードはブルズの誕生とともにアリーナにやってきた。ブルズの活動停止後は同じECHLのアラスカ・エイシーズの本拠地"Sullivan Arena"に引き取られた。
行き方:サンフランシスコの南、デイリー・シティとの境界にある。ゲームのある日はBARTのバルボア・パーク駅から無料のシャトルバスが出ていた。ゲームのない時はダウンタウンのパウエル・ストリート駅からMuni MetroのThird Street Line(レッドライン)で終点まで行って、そっから徒歩25分くらい。終点の駅がBayshore Blvd. にあるので、まずBayshore Blvd. を南へ。Geneva Ave.という大きな通りまで来たらそいつを右(西)へ。Geneva Ave. 沿いにはモーテルやレストランがある。アリーナはGeneva Ave. の左(南)側にどーんとそびえている。
観戦したゲーム(2):
2013.03.16 ECHL San Francisco Bulls vs. Utah Grizzlies
2013.03.17 ECHL San Francisco Bulls vs. Utah Grizzlies

トーキング・スティック・リゾート・アリーナ
ホーム:フェニックス・ロードランナーズ (ECHL:2005-2009)
所在地:アリゾナ州フェニックス
開場:1992年
収容人数:16,210人

photo by 球場巡礼

 オープン当時は"America West Arena"と名乗っていたが、2005年にアメリカ・ウエスト航空とUSエアウェイズ社が経営統合したので"US Airways Center"に改められた。現在の名称のスポンサーはスコッツデールのカジノ・リゾート・ホテルで、2014年12月から。主なテナントはNBAサンズだったが1996年にカナダのマニトバ州ウィニペグからNHLジェッツが移転してきてコヨーテズとなりNBAとNHLの二本立てとなった。しかし元々バスケットボール用に設計されたアリーナなのでホッケーのリンクを設営するには1階席のゴール裏スタンドを撤去しなければならず、結果としてバスケ開催時よりも約2,000席も少ないキャパシティになってしまった。そうこうしてる間に北米は未曾有のスポーツ施設建設ラッシュ時代に突入。次々に新アリーナがオープンし、フェニックスはいつしかNHLで一番小さなアリーナになり下がっていた。このままではイカン!と思ったコヨーテズはダウンタウンを捨て、郊外の町グレンデールに移るコトを決意。2003-04年シーズンの途中から新設の"Glendale Arena"へ移り、そこを終の棲家とした。しかし「氷界のスキ間産業」の異名をとるマイナーリーグECHLが空き家となったこのアリーナを放っておくハズがなく、コヨーテズが出て行った次のシーズンからさっそく"Roadrunners"が入居。かくしてフェニックス・エリアには2つのプロ・アイスホッケー・チームが同居することとなり、「技とスピードのNHL」と「ハードチェックとラフプレーのECHL」という2種類のホッケーが楽しめる町となった。ちなみにチーム名のロードランナーとはアメリカ西部の砂漠に棲む鳥。空を飛ばずに地面をスタコラと早足で走るので日本ではミチバシリと呼ばれている(ルーニー・トゥーンズのアニメでもお馴染み)。しかしロードランナーズは4シーズン目の2008-09年シーズンを最後にあっさりと営業を終了し、現在このアリーナではホッケーは行われていない。
 アリーナの外観は全面ガラス張りになっていてモダンな感じだが、元はこんなではなかったと記憶しているので恐らく改装されたのだろう。インテリアは基本的にNBAサンズを前面に押し出しており、座席や天井の鉄骨などはサンズのチームカラーであるパープルで統一されている。前述した通りホッケー開催時は片側のゴール裏セクションをごっそり撤去してリンクを設営しているのでスタンドはU字型になっている。よって吊り下げ式のスコアボードもセンターサークルの真上ではなく、横にかなりズレているので少々違和感を感じる。しかしNBA仕様のハコなので音響は抜群、演出も賑やか。鮮明な画質の4面スコアボードと2階席の帯状デジタル・ビデオ・スクリーンもフル活用しており、マイナーリーグ・ホッケーを見るには最高に贅沢な環境だった。
行き方:ダウンタウンの南側、Jefferson St. 沿いにある。MLBダイヤモンドバックスの球場に隣接。
観戦したゲーム(2):
1999.10.14 NHL Phoenix Coyotes vs. Ottawa Senators
2007.10.19 ECHL Phoenix Roadrunners vs. Utah Grizzlies (Season Opener)

リコー・コロシアム
ホーム:トロント・マーリーズ (AHL)
所在地:オンタリオ州トロント(カナダ)
開場:1921年
収容人数:8,295人

photo by 球場巡礼

 2005-06年シーズンからマーリーズのホームとなった。2003-04年シーズンはAHLの"Toronto Roadrunners"のホームとして使用されたがチームはたった1シーズンでアルバータ州エドモントンに移転した(Roadrunners という名前は伊達ではなく、エドモントンからもたった1シーズン限りで撤退したw)。ネーミング・スポンサーは皆さんよくご存知の日本の事務機器メーカー。
 アリーナはかつてMLBブルー・ジェイズの初代本拠地"Exhibition Stadium"(*)があったエキシビション・プレイスと呼ばれるオンタリオ湖畔の広大な敷地にある。重々しいレンガ造りの外観はまるで貴族の邸宅か、はたまた中世の由緒正しき教会を思わせるような堂々とした造りで歴史的にも価値のある建造物であるとの事。2003年にその個性的な外壁だけを残し、屋根や内装、スタンド、シートを全てリフォームした結果ホッケーも開催できる近代的なアリーナに生まれ変わった。スタンドは一層で天井近くの中二階にはスイートもしっかり完備されている。シートはリンクサイドの氷かぶり席だけがホワイト、それ以外は全てネイビー・ブルーで統一されていて中段辺りまではクッション付き。アリーナ内は比較的暖い温度設定で観戦中もそれほど冷える事はない。どこに座ってもリンクがよく見渡せ、非常に観戦しやすいアリーナである。ただスコアボードのスクリーンはデジタルではないのでかなり解像度が悪くて見にくい。アリーナにはよりによって馬の厩舎が隣接しており、辺り一帯にHorse Shit のニホヒがもわ〜んと漂っているのには参った...(別にアリーナの中まで臭うワケではないのでご安心を)。
*エキシビション・スタジアム・・・1959年にオープンしたフットボール・スタジアムで43,737人収容。 主にCFL(カナディアン・フットボール・リーグ)のトロント・アルゴノーツがホームとしていたが、1977年から1989年までMLBブルー・ジェイズも使用していた。楕円形のフィールドなので野球の際にはライトのフィールド上に外野フェンスが設置されていた。またグランドスタンドにはカバーがなく、レフト側のブリーチャーには立派なカバーがあるという野球場としては独特の形状だった。1999年に解体され現在は駐車場。
行き方:エキシビション・プレイスはダウンタウンの東、オンタリオ湖沿岸一帯に広がっている。アリーナへは地下鉄Yonge-Universtiy-Spadina 線のユニオン駅からTTC (Toronto Transit Commission) のストリート・カー#509、あるいは地下鉄Bloor-Danforth 線のバサースト駅からストリート・カー#511で行ける。いずれも終点のExhibition Loop で下車、スグ。また近郊列車Go Trainを利用する場合はLakeshore Line のエキシビション駅下車スグ。
観戦したゲーム(13):
2005.09.17 Toronto Maple Leafs Blue And White Game・・・有料の練習試合
2005.10.04 AHL Toronto Marlies vs. Rochester Americans (Pre-Season Game)
2005.10.12 AHL Toronto Marlies vs. Syracuse Crunch (Home Opener)
2005.12.09 AHL Toronto Marlies vs. Cleveland Barons
2005.12.21 AHL Toronto Marlies vs. Lowell Lock Monsters
2005.12.27 AHL Toronto Marlies vs. Binghamton Senators
2006.01.06 AHL Toronto Marlies vs. Manitoba Moose
2006.02.10 AHL Toronto Marlies vs. Portland Pirates
2006.02.17 AHL Toronto Marlies vs. Syracuse Crunch
2006.03.12 AHL Toronto Marlies vs. Manitoba Moose
2006.03.19 AHL Toronto Marlies vs. Iowa Stars
2006.03.31 AHL Toronto Marlies vs. Manchester Monarchs・・・元NHLerのベテラン、アレクサンダー・デイグル(モナークス)が2ゴール・2アシスト
2006.04.16 AHL Toronto Marlies vs. Syracuse Crunch (シーズン最終戦)

マイル・ワン・センター
ホーム:ニューファンドランド・グローラーズ (ECHL)
所在地:ニューファンドランド&ラブラドール州セント・ジョンズ(カナダ)
開場:2001年
収容人数:6,250人

photo by 球場巡礼

 2001年にオープンしてから2004-05年シーズンまでは旧アリーナから引き続きAHLの"St. John's Maple Leafs"がホームとしてプレイいた。が、リーフスは2005-06年シーズンに親球団のお膝元のトロントに移転しチーム名をToronto Marlies と改めた。北米大陸のはじっこにはおよそ似つかわしくないこの立派アリーナは空き家になったが、当時アトランティック・カナダに勢力を伸ばしていたメイジャー・ジュニアのQMJHLがエクスパンション・チームを置くことを発表。リーフスに代わるテナントとして2005-06年シーズンに新チーム"St. John's Fog Devils"が誕生した。しかしリーフスと同様にフォッグ・デヴィルズも集客に苦しみ、チームは創設からたったの3シーズンでそそくさとモントリオールへと移転してしまった。AHLに続きメイジャー・ジュニアにも見捨てられついに空き家となってしまったが2011年に突如転機が訪れた。NHLのアトランタがウィニペグに移転し、ウィニペグ・ジェッツが15年ぶりに復活。新生ジェッツはAHLの"Manitoba Moose"が本拠地としていたアリーナを改修して使うこととなり、ジェッツによってはじき出されたAHLのチームがなんとこのセント・ジョンズに新天地を求め"St. John's IceCaps"となったのだ。しかし二度あることは三度あるってなもんで、アイスキャップスは2016-17年シーズン終了後にケベック州ラヴァルの新アリーナに移転し"Laval Rocket"となった。3度目の空き家となったアリーナはそれでもプロチームの誘致をあきらめず、1年の空白期間を経て2018-19年シーズンからECHLのエクスパンション・チームの誘致に成功した。それが現在のテナントである"Newfoundland Growlers"とゆぅわけ。
 オープン当時は"Mile One Stadium"と呼ばれていたこのアリーナ、名前の由来が興味深い。マイル・ワンなんて聞くと大概はスポンサー企業名だと思うだろうが、それは全くのハズレ。カナダには"Trans-Canada Highway"と呼ばれる全長7,821kmの大陸横断道路があるのだが、それの起点がアリーナに隣接するセント・ジョンズ市役所のちょうど真ん前にある。そしてアリーナはその国道の1マイル目にあたるので"Mile One Stadium"と名付けられた。アリーナなのに「スタジアム」と呼ぶのは、かつてのセント・ジョンズのメイン・アリーナだった"Memorial Stadium"(*) の名称を踏襲したのだろう。
 21世紀に入ってからオープンした最新のハコで、大陸の最果ての町にこれほど立派なスポーツ施設があるとは驚かされる。スタンドは1層だが座席は十分にあり(しかも全席クッション付き)、最上段にはレストランやちょい広めのスイートも完備されている。コンコースには本格的な"Caps"という名のバーが入っている。外観は大きなガラス窓、茶レンガ、白塗りの鉄骨で上手にデザインされており、町のランドマーク的な存在感が漂う。郊外ではなくダウンタウンにあるので外観にもそれなりに気を遣ったのだろう。決してノッペラボウな倉庫建築のスタイルではない。
*メモリアル・スタジアム・・・1955年オープンのアリーナ。1991年から2001年に閉鎖されるまでAHLセント・ジョンズ・メープル・リーフスのホームだった。またそれ以前は"St. John's Caps"というローカル・チームがプレイしていたらしい。
行き方:セント・ジョンズはニューファンドランド&ラブラドール州の州都にしてニューファンドランド島最大の町。そして北アメリカ大陸の最東端の町でもある。この町からアイルランドの間には大西洋以外全く何もない。カナダ本土からフェリーとバスでアクセスすると24時間くらいかかる、正真正銘最果ての町。
 アリーナはダウンタウンの中心、New Gower St. (Trans-Canada Highway) )沿いにドーンと建っている。有名な飲み屋街George St. からわずか1ブロックしか離れておらず、前述した通り市役所に隣接しいるので探さずとも町を歩いていれば向こうから姿を見せてくれる。
観戦したゲーム(2):
2005.10.21 QMJHL St. John's Fog Devils vs. P.E.I. Rocket
2005.10.22 QMJHL St. John's Fog Devils vs. P.E.I. Rocket

サリバン・アリーナ
ホーム:アラスカ・エイシーズ (ECHL:1995-2017)
所在地:アラスカ州アンカレッジ
開場:1983年
収容人数:6,290人

・観戦した当時はWCHL(ウエスト・コースト・ホッケー・リーグ)所属でチーム名は"Anchorage Aces"だった。2003-04年シーズンからリーグ全体がECHLに編入され、その際にチーム名も"Alaska Aces"に変更された。
・アンカレッジのメインアリーナで、アラスカ大学アンカレッジ校のアイスホッケーチーム"Seawolves"も同居している。
・2014-15年シーズンからスコアボードが全面LEDに更改された。これは2013-14年シーズン途中に活動停止した同じECHLのサン・フランシスコ・ブルズのお下がりである。
・エイシーズは1989年にセミプロチームとして創設され、1995-96年に創設されたWCHLに加盟し晴れてプロフェッショナル・ホッケー・チームとなった。しかし観客動員が低迷し、ついに2016-17年シーズン終了後にメイン州ポートランドへ移転した。これによりアラスカ州を本拠地とするプロスポーツ・チームは消滅した。
行き方:アンカレッジのダウンタウン内。
観戦したゲーム(3):
1999.10.20 WCHL Anchorage Aces vs. Tacoma Sabercats
1999.10.22 WCHL Anchorage Aces vs. Tacoma Sabercats
1999.10.23 WCHL Anchorage Aces vs. Tacoma Sabercats

オンセンター・ウォー・メモリアル・アリーナ
ホーム:シラキュース・クランチ (AHL)
所在地:ニューヨーク州シラキュース
開場:1951年
収容人数:6,159人

photo by 球場巡礼

・現在のテナントであるシラキュース・クランチは1994-95年シーズンから。古いアリーナなので過去にもいくつかのAHLのチームが入居していたがいずれも短命に終わっている。1951-1963年まではNBAシラキュース・ナショナルズ(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)も入居していた。
・重厚なコンクリ造りのファサードは一見の価値有り。建物自体が国の歴史的建築物の保存対象であるNational Register of Historic Places に登録されている。
行き方:ダウンタウン内。コンベンションセンターの並び。
観戦したゲーム(1):
1999.04.09 AHL Syracuse Crunch vs. Albany River Rats