ハイAウエスト

Avista Stadium (Spokane, WA)
Scotiabank Field at Nat Bailey Stadium (Vancouver, BC, Canada)
Funko Field (Everett, WA)
 

スポーケン・インディアンズ
球場:アヴィスタ・スタジアム
所在地:ワシントン州スポーケン
開場:1958年
収容人数:7,202人

Photo by 球場巡礼

・ダウンタウンの東、ステイト・フェアグラウンド内にある古い球場。ショートシーズンの球場にしてはキャパが多いのは1982年まではAAAパシフィック・コースト・リーグのチームが入居していたから。
・チームのオーナーは元ロイヤルズのスーパースター、ジョージ・ブレット率いるオーナーグループで1995~2002年まではロイヤルズの傘下だった。
・2011年1月にはWestern Hockey League に所属する地元のジュニア・ホッケー・チーム"Spokane Chiefs"がこの球場でリーグ初の屋外試合を行った。
行き方:球場は厳密に言うとスポーケン市内ではなく、スポーケンの東に隣接するスポーケン・ヴァレーという町にある。ダウンタウンからSprague Ave. を東西に走るSpokane Transitの#90のバスでHavana St. まで約15分。バスを降りてHavana St. を北へ歩き線路の踏切を越えれば右側にステイト・フェア・グラウンドの入り口が見える。ナイトゲーム終了後でも#90のバスは走っている。
観戦したゲーム(1):
2012.06.25 Spokane Indians vs. Boise Hawks

ヴァンクーヴァー・カナディアンズ
球場:スコシアバンク・フィールド・アット・ナット・ベイリー・スタジアム
所在地:ブリテッシュ・コロンビア州ヴァンクーヴァー(カナダ)
開場:1952年
収容人数:5,132人

photo by 球場巡礼

 かつてシアトルにあった"Sicks Stadium"を模して建設された球場で、オープン当時はチームを所有していたビール会社にちなんで"Capilano Stadium"と呼ばれていた。現在の名前になったのは1978年からで、名前は有名レストラン・チェーン「ホワイト・スポット」のオーナーであり、1969年にヴァンクーヴァーを離れたAAAチームを再び呼び戻すのに尽力したナット・ベイリー氏にちなむ。
 美しい緑に囲まれた公園の中にあるオールド・スタジアムで座席はグランドスタンドにしかなく、アウトフィールドの3塁側はブルペン、1塁側はかなり広めのピクニック・エリアになっている。外野に観戦スペースはない。古い球場なので座席のほとんどは木造のひさしで覆われており、柱とひさしから広範囲にわたって垂れ下がっている防球ネットがジャマでフィールドが少々見えにくいのが残念。チームストアはコンコース内に一軒だけあるが品揃えはあまり良くない。
 ノスタルジックで非常に趣のある球場なのだが、やはりAAAクラスの球場としては時代遅れになってしまったようでチームは1999年シーズンを最後にカリフォルニア州サクラメントへ移転、代わりにオレゴン州メドフォードからショート・シーズンAのチームがやって来た。現在、MLB傘下のマイナーリーグでカナダを本拠地としている唯一無二の球団である。
行き方:カナダ第三の都市にして太平洋側の玄関口ヴァンクーヴァーはシアトルの北、バスで3時間ぐらいのところに位置しアメリカとの国境も近い。四大スポーツではかつてNBAがフランチャイズを置いていたが2001年にテネシー州メンフィスへ移転、現在はNHL(カナックス)のみ。
 球場はダウンタウンの南、クイーン・エリザベス・パークに隣接しておりアクセスは簡単。ダウンタウンからMain St. を走る#3のバス1本で行ける。所要時間は約20〜25分ぐらい。Main St. & 33rd Ave. で下車し、33rd Ave. を西(クイーン・エリザベス・パークの方)へ5分ほど歩くと右手に見えてくる。#3のバスは深夜まで走ってるのでナイト・ゲーム終了後でもダウンタウンへ帰れる。
観戦したゲーム(2):
2000.06.29 Vancouver Canadians vs. Spokane Indians
2000.06.30 Vancouver Canadians vs. Portland Rockies

エヴェレット・アクアソックス
球場:ファンコ・フィールド
所在地:ワシントン州エヴェレット
開場:1984年
収容人数:3,682人

photo by 球場巡礼

 閑静な住宅街にある小ぢんまりとしたきれいな球場。スタンドからは雪をかぶったカスケイド山脈が見え、眺めはちょっとした高原の避暑地のごとし。フィールドは左右非対称もはなはだしく、特に左中間が浅くてむしろフィールドの方にフェンスが出っぱっているようにも見える。全体的に見ても外野のふくらみがほとんどない。ライト側の外野席の一部が芝生席兼ピクニック・エリアになっており、さらに1塁側スタンドのうしろは広大な芝生の運動場(フットボールの練習場)になっている。そこではゲームにあきたキッズがキャッチボールに興じていた。アニメチックなカエルのロゴが人気らしく、チームストアは充実の品揃えで結構賑わっていた。
 私が見に行った日は当時マリナーズに所属していた左腕フレディ・ガルシアの先発が発表されていた事もあって、球場に着いた時点で既に芝生席以外はソールド・アウト。ガルシアは6回を投げて6失点とそんなに良くなかったが、マウンドでの落ち着きや風格は明らかにショート・シーズンの選手のそれとは違っていた。彼はマウンドを降りた後、クラブハウスへ帰る途中にエヴェレットのファンに捕まって延々とサインをしていた(クラブハウスへ戻るにはスタンドのコンコースを通らなければならない)。ゲーム終了後には全員参加のベースランニングがあって私も参加。しかし周りは当然ほとんどがチビッコだった。
行き方:ボーイング社の工場があることで有名なエヴェレットはシアトルの北、車で40分ぐらいのところにある小さな町。シアトルから日帰りでアクセスできる。シアトルのダウンタウンから#510、#512、#513のエクスプレス・バス、あるいはグレイハウンド・バスでエヴェレットまで約1時間。バスの時刻表およびマップはトンネル・バスのウエストレイク・センター駅で手に入る。路線バスなら片道$2.00、グレイハウンドだと片道$5.50。グレイハウンドのディーポがHoyt Ave. & Pacific Ave. にあるので、路線バスで行く場合もそこで降りれば球場までわかり易い。
 球場はBroadway & 38th St. にあり、グレイハウンドのディーポから徒歩で20分ぐらい。Pacific Ave. を東へBroadway まで歩き、Broadway を南へ38th St. まで行けば右手に球場が見えてくる。道は簡単なので迷うことはないだろう。
観戦したゲーム(1):
2000.06.26 Everett Aquasox vs. Portland Rockies