TD Ameritrade Park (Omaha, NE)
Kauffman Stadium (Kansas City, MO)
Target Field (Minneapolis, MN)
Progressive Field (Cleveland, OH)
Guaranteed Rate Field (Chicago, IL)
Comerica Park (Detroit, MI)
 

カンザス・シティ・ロイヤルズ
球場:TDアメリトレード・パーク
所在地:ネブラスカ州オマハ
開場:2011年
収容人数:24,000人

photo by 球場巡礼

・2019年6月13日、カレッジ・ワールド・シリーズ開幕の前座として史上初めてロイヤルズ×タイガースのMLB公式戦が開催された。アテンダンスは25,454人。ソールドアウトだったが当日は窓口で立ち見券を販売していた。始球式には大学野球出身のホール・オブ・フェイマー、デイヴ・ウィンフィールド(ミネソタ大学出身)とバリー・ラーキン(ミシガン大学出身)が登場。
・普段はオマハのダウンタウンにあるクレイトン大学のベースボール・チームが公式戦を行っており、毎年6月中旬から下旬にかけては大学野球の全米No. 1をかけた最終決戦カレッジ・ワールド・シリーズの舞台となる。
・カレッジ・ワールド・シリーズは1947年に始まり、1950年からオマハの"Rosenblatt Stadium"で開催されてきたが球場の老朽化で2011年から新設されたこの球場に移ってきた。正式名称はおしりにオマハが付いて"TD Ameritrade Park Omaha"。ネーミング・スポンサーはオマハに本拠地を置く金融会社。
・お客さんを詰め込むハコとしての機能だけを追求したシンプルな球場。マイナーリーグの球場みたいにテーブル席やキッズの遊ぶスペース、プールなど余計なモノは何もない。
・昔ながらの独特の音色のオルガンは旧球場から持ってきたものでMLB公式戦でも奏でられていた。
・ライト・ポールのすぐ外側に鉄道の線路が通っている。
・カレッジ・ワールド・シリーズ開催期間中は球場の周辺に仮設の店舗がいっぱいできて各大学のグッズを売っている。ローリングスなどの用具メーカーもブースを出している。
・球場周辺にはナイトゲーム終了後も営業してるバーやレストラン多数。CWS中は連日連夜試合終了後の反省会で盛り上がるらしい。
行き方:ダウンタウンの北東のはずれにあり、球場の北側は工場や住宅地になっている。ダウンタウンから歩いて行ける。球場の南側には大きなアリーナがあるがオマハには4大スポーツのフランチャイズはない。球場周辺にチェーン系のホテルが何軒か集まっている。
観戦したゲーム(1):
2019.06.13 Royals vs. Tigers

カンザス・シティ・ロイヤルズ
球場:カウフマン・スタジアム
所在地:ミズーリ州カンザス・シティ
開場:1973年
収容人数:37,903人

photo by 球場巡礼

 1969年のエクスパンションで誕生したロイヤルズの2代目本拠地球場。初代はフィラデルフィアから移転してきたアスレティックス(現オークランド・アスレティックス)もホームとしていた"Municipal Stadium"。全米にいくつか存在する"Most Beautiful Ballpark"と呼ばれている中のひとつ。同じ敷地内にNFLチーフスの"Arrowhead Stadium"が隣接しているが、フットボールとの兼用多目的スタジアムが全盛期を迎えていた70年代にあえて野球専用のスタジアムを建設したところがエライ。完成から21年間は単に"Royals Stadium"と呼ばれていたが、1993年からチーム創設以来のオーナーのユーイング・カウフマン氏を称えて現在の名称になった(カウフマン夫妻のスタチュが外野のコンコースにある)。スタンドはシンプルな2層構造でアッパーデックは両サイドに行くにつれて列数が少なくなっていくタイプ。日本の神戸総合運動公園野球場にちょこっとだけ似ている(というか、多分神戸がここをお手本にして設計したのだろう)。シートが全てネイビーブルーに塗り直されしっとりとした大人の雰囲気になった。特徴は外野の美しい噴水と王冠の形をしたスコアボード。他のどこを探してもここでしか見られない。以前は外野にはスタンドが全くなくイニング間には壮大なスケールの噴水ショウが見られたのだが、2009年以降は外野にスタンドを増設し特にレフト側の噴水スペースは激減してしまった。噴水周辺の芝生スペースもなくなりシンメトリーな美しかったビュウは消え失せてしまった。リノベイションの際にレフト側にロイヤルズのホール・オブ・フェイム&ミュージアムが開設され、2014年に在籍していた青木宣親のユニフォームが展示されている。
 カンザス・シティはニグロ・リーグの発祥の地という事でダウンタウンのE 18th St. に"Negro Leagues Baseball Museum"があるので是非見ておきたい。入場料は$10.00。ミュージアムストアが充実している。ジャズの博物館も併設されているがチケットは別に買う必要あり。
行き方:球場はクルマでのアクセスを考慮して郊外のI-70とI-435のインターチェンジ近くのトルーマン・スポーツ・コンプレックス内にありダウンタウンからは相当離れている。以前はダウンタウンからシャトルバスが往復していたが現在は廃止されている。ダウンタウンから路線バスの#47が球場のすぐ近くを通るのでクルマのない人はこのバスが唯一のアクセス手段。このバスはダウンタウンを出発してカントリー・クラブ・プラザを通るので結構使える。ダウンタウンからの所要時間は1時間。本数は1時間に1〜2本。ナイトゲーム終了後も走っているが帰りのバスの時間は必ず確認しておくこと。チャンスは22時台、23時台各1本しかない。ちなみにバスを利用しているのはほとんど球場で働いてる人か球場の周りにある飲食店の店員。運賃は1回$1.50で1日パスは$3.00。
 球場から徒歩圏内にホテルが何軒かあるのでそちらに宿を取るのもあり。
観戦したゲーム(6):
1997.05.27 Royals vs. Athletics
2005.06.15 Royals vs. Dodgers (Interleague)
2005.06.16 Royals vs. Dodgers (Interleague)
2005.06.17 Royals vs. Astros (Interleague)・・・HOU先発のロジャー・クレメンス、通算333勝目
2019.06.11 Royals vs. Tigers
2019.06.12 Royals vs. Tigers

ミネソタ・ツインズ
球場:ターゲット・フィールド
所在地:ミネソタ州ミネアポリス
開場:2010年
収容人数:39,021人

photo by 球場巡礼

・ポピュラス(元HOK)の設計によるMLB19コ目のスタジアム。内装・外装に地元で産出される黄土色の石が使われているのが特徴。
行き方:ダウンタウンの西の端、Target Center の西隣。ライトレールの終点。
観戦したゲーム(3):
2013.06.11 Twins vs. Phillies (Interleague)
2013.06.12 Twins vs. Phillies (Interleague)
2013.06.13 Twins vs. Phillies (Interleague)

クリーヴランド・ガーディアンズ
球場:プログレッシヴ・フィールド
所在地:オハイオ州クリーヴランド
開場:1994年
収容人数:43,405人

photo by 球場巡礼

 個人的にMLBの中で一番好きな球場。とにかくコンパクトにスッキリまとまった場内と他に類を見ない個性的な外観が秀逸。HOK(現ポピュラス)がデザインした同世代の"Coors Field"や"Oriole Park at Camden Yards"がバキバキのネオ・クラシック調であるのに対し、コチラはクラシックな雰囲気を踏襲しつつも要所々々には近未来的なモダンさを取り入れたモダレトロとでも言うべき独特の造りになっている。特に白い鉄骨を複雑に組み合わせた外観やおちゃめな歯ブラシ型の照明などは既にスタンダードとしての評価を得ており、ポピュラスがデザインした後の球場にも採り入れられている。スタンドは基本的に2層構造だがフィールドレベルとアッパーデックの間には3層から成るスイートやクラブシートが入っているためそびえるような高さがある。また、左中間にはブリーチャーと巨大スコアボードが、右中間には1塁側スタンドがポールを巻き込んで伸びてきているので四方を壁に囲まれているようなハコ庭的圧迫感がないでもない。90年代の球場としてはキャパはかなり少な目なので実際に狭いのだろう。なお、店子のインディアンズは各方面からの圧力もあり2022年シーズンからガーディアンズに改名した。スコアボードの下のブリーチャー最後列にチャンスになるとインディアン太鼓をドンドコ打ち鳴らす名物ファンがいたが、彼は今後どーするのかしら?
 球場はオープンから2007年までは元オーナーのリチャード・ジェイコブズ氏にちなんで"Jacobs Field"(通称「ザ・ジェイク」)と呼ばれていた。1995〜2001年までの全てのホームゲーム455試合を連続ソールドアウトにするという前人未踏の記録を打ち立てる程の人気でソールドアウト記録継続中はチケット・ウィンドウはWILL CALLしか開いておらず、当日券は球場周辺にウヨウヨいたダフ屋から買うのが普通だった。
行き方:球場はダウンタウンの南の端、I-90の出口付近にあり、NBAキャヴァリアーズのホーム"Quicken Loans Arena"も隣接している。ダウンタウン内のホテルやグレイハウンドのバスターミナルからなら町を南北に貫くE 9th St. (またの名をRock & Roll Blvd. )を南へ下っていけばすぐに白い照明が目に入るだろう。ダウンタウンは広くないので徒歩で十分アクセスできる。
観戦したゲーム(9):
1997.07.08 1997 MLB All Star Game・・・CLEのサンディ・アロマーがMVPを獲得

1997.08.16 Indians vs. Blue Jays
1997.08.17 Indians vs. Blue Jays
1997.08.18 Indians vs. Blue Jays
1999.04.20 Indians vs. Athletics
1999.04.21 Indians vs. Athletics
1999.04.22 Indians vs. Athletics
2006.04.28 Indians vs. Rangers
2006.04.30 Indians vs. Rangers

シカゴ・ホワイト・ソックス
球場:ギャランティード・レイト・フィールド
所在地:イリノイ州シカゴ
開場:1991年
収容人数:40,615人

photo by 球場巡礼

 ボルティモアの"Oriole Park at Camden Yards"以来の一連のネオ・クラシック球場ブームの直前に建設された、いわば新古典主義球場のプロトタイプ的存在。初代"Comiskey Park"から道路を隔てたところに建設され、名物の爆音スコアボード(by 福島良一氏)&風車、外観のデザインなどはそっくりそのまま新球場に受け継がれた。後の新球場ブームではこのような伝統の継承は常套手段となってゆくのだが、イチ早くそれを取り入れたのがこの球場。グランドスタンドは完全にシンメトリーな2層構造で中2階はスイートとクラブシートになっている。外野席の手前にブルペンが設置されており、ビジター側(ライト側))のブルペン横にはフィールドと同じレベルで観戦できるレストランがある。相手チームの外野手をヤジるには最適な環境と言える。
 ファンからの批判が叫ばれる中、球団は2003年からネーミング・ライツを一般企業に売ってしまい、二代に渡って親しまれた"Comiskey"という名跡は消えてしまった...。完成当時は白とブルーが基調のなんとなく浮ついたパッとしない風貌だったが、改名と同時に鉄骨を黒に、壁をグレイに塗り直しひきしまった大人の雰囲気になった。また客が全然入らないアッパーデックの座席を8列分(6,600席)も削って鉄骨組みのクラシカルな屋根を設えるという思い切ったリフォームも施し、すっかりレトロな落ち着いたスタジアムに生まれ変わった。コンコースには各時代のソックス・レジェンドのパネルが展示してあり、球場全体にボールパークらしいイイ雰囲気が充満している。個人的には2005年シーズンの試合開始前の選手紹介にかなりシビれた。大音量の音楽に合わせてスターティング・メンバーのハイライト・シーンがスクリーンに映し出され、選手がフィールドに散っていく、というありがちな演出だがこれが相当カッチョよかった。お約束は相手投手が降板の際に球団の専属オルガニスト、ナンシー・ファウストさんの演奏に合わせて「ナナナーナ、ナナナーナ、ヘイ、ヘイ、ヘーイ、グゥッバーイ♪」と大声で合唱すること(Steamの"Na-Na Hey-Hey Kiss Him Goodbye"のサビですな)。そして試合終了後にはブルース・ブラザーズでお馴染みのご当地ブルース・ナンバー"Sweet Home Chicago"が流れる。カモン!ベイビ・ドンチュ・ワァナ・ゴォ〜♪
行き方:北のリグレー、南のコミスキーと言われるように、球場はダウンタウンの南にある。ダウンタウンから地下鉄レッド・ライン(Howard-Dan Ryan線)を南へ、Sox-35th駅下車、スグ。
観戦したゲーム(8):
1997.06.18 White Sox vs. Cubs (Interleague)
1997.06.20 White Sox vs. Twins
1997.06.21 White Sox vs. Twins
1997.06.24 White Sox vs. Royals
1997.07.16 White Sox vs. Yankees
2005.05.31 White Sox vs. Angels
2005.07.18 White Sox vs. Tigers
2005.07.20 White Sox vs. Tigers・・・CHWのタダヒト・イグチが2番2Bで先発出場、7号ソロHR

デトロイト・タイガース
球場:コメリカ・パーク
所在地:ミシガン州デトロイト
開場:2000年
収容人数:40,120人

 HOK(現ポピュラス)の設計で2000年にデビューした3つの球場の内のひとつ。特に目新しい設備もなく、全体的にシンプルでちょっと平凡な印象。スコアボードがレフトに寄っており、センターの空間がパックリとあいていてダウンタウンのレトロな様式のビルディングが見渡せる。センターのこんもりとした緑のスペースはにはゼネラル・モータース・ファウンテンと銘打った噴水があり、タイガースの選手がHRを打った時と試合終了後に水がピョコッと出る。オープン当時は外野が広く、あまりにHRが出ないので、2004年から左中間にラッキーゾーンをつくり約8mほどフェンスを前に移動させた。スタンドとフェンスの間はブルペンになっている。この球場の特徴は場内にある馬の代わりに虎が回るメリー・ゴー・ラウンド。ゲーム前には常に人だかりができている。レフトのポール際にそびえるスコアボードは当時はMLBイチのでかさを誇った。左右に虎が2匹乗っているという贅沢なシロモノ。私が2001年に訪れた時はチケットのデザインが旧タイガー・スタジアム時代と全く変わっていなかったw
行き方:球場はダウンタウンの北側、ダウンタウンの中心を南北に通る目抜き通りWoodward Ave. 沿い、フォックス・シアターの対面に位置する。ダウンタウンの中心ルネッサンス・センターから徒歩で15分ぐらい、またピープル・ムーヴァーという無人高架鉄道を使うならGrand Circus Park駅で下車。球場のスグ隣にはNFLライオンズの屋根付きスタジアム"Ford Field"が建設された。
観戦したゲーム(2):
2001.04.12 Tigers vs. Indians
2001.04.13 Tigers vs. Indians